David Wilcock: さて、「コズミック・ディスクロージャー」へようこそ。司会のデイヴィッド・ウィルコックです。そして再び、特別ゲストの内通者、エメリー・スミスです。
エメリー、再度お礼を言いたいと思います。ついにこうして名乗り出て頂き、大変感謝しています。
Emery Smith: ありがとう、デイヴ。長くかかりましたよね。こうして人前に出て話すまで10年かかりました。
そして今こそ、皆さんが真実を知るべき時だと思います。君がすでに教えてきたことに加えてね。
私が君の疑問に答える形で隙間を埋めていけたらと思います。
David: 前回のエピソードで、ピート・ピーターソンから得たかなり最近の情報を紹介しましたが、彼の話には続きがあるんです。
Emery: オーケー。
David: ピートは地下に広大に掘られたトンネルの話をしていました。その内部はつるつるで、ほとんどガラスみたいだったと。まるで・・・
Emery: 黒曜石ね。そう。
David: ええ。
Emery: 溶けた岩ですね。
David: では、このことはご存知で?
Emery: ええ、知ってます。
David: 彼によると、そのトンネルはナスカの地上絵の下にも通じているそうです。そしてトンネルの脇には部屋があって、人が住んでいたようにも見えるんですが、その住人がそこにあったものを全て持ち去ったようで、もぬけの殻になっているそうです。
これに関してちょっと話してもらえますか?誰かが全てを持ち出していったということと、それは後から来た人間ではなくて、そこに住んでいた生命体自身によるかもしれない、ということについて。
なぜそんな放棄されたような有様なのか、わかっていることはありますか?
Emery: まあ、そこには実はたくさんの宇宙船が置かれていたんですよ。それにそこは他の多くのトンネルとも繋がっています。
彼(ピート)がどんな報告をしたのか知りませんが、私が報告した話は、200~300の宇宙船がそこにあって、多くの生命体が壁の中に冬眠状態で埋め込まれていたという話です。
そこは溶岩洞のような洞窟になっていますが、それは人為的に岩を溶かして掘ったものです。そして辺りが凍結したように・・・
David: ええ。
Emery: 時間が凍結したように・・・言わば、生命活動が一時停止したような状態になっています。
David: あなたが200~300と言ったのは興味深いです。なぜならピートの報告によれば、500はありそうだと言っていたからです。
Emery: ほう。
David: だからとても近い数字です。
Emery: まあ、メキシコの付近だけで言いましたからね。トンネルはもっと南にも続いているので。
David: へえ!
Emery: だから、この調査には(ピートや私など)幅広い科学者たちの集合体が関わっているということですよ。このプロジェクトも今はアメリカ政府に引き渡されましたが。
David: ピートの報告の中からもう一つ。これはまだ誰にも話していない話です。今、カメラの前ではじめて話しますね。彼の話では、地球の歴史上、5つの異なる時代においてETの入植地があって、そのどれもがかなり大規模なもので、ほとんど全てが地下に存在していたそうです。
その5つの時代の中には、数百万年前まで遡るものあり、それぞれの時代のテクノロジーや社会形態、見た目から何まで全て異なっているそうです。
それで、あなたはこの地球へのET入植の5大時期について、何か耳にしたことはあるでしょうか?
Emery: 聞いたことがあるのは5つまでです。私が詳しいのはそのうち3つです。テクノロジーや種族について。でもそれも二次情報にすぎません。
つまり、遺跡や報告書は直に見たという意味です。もちろん、テクノロジーや遺体のいくつかは実際に目にしてますよ。
それでまあ、そうですね。その情報は正しいです。少なくとも5つの異なる文明が存在したのは間違いありません。でもほら・・・それぞれ何百万年も隔たりがありますが。
David: ええ。
Emery: それぞれが異なる時代です。それで、各々がエジプトや南極と関係していると思うんです。それに古代レムリアとかアトランティス文明とも。
みんな別々の時代ですよね。発見されている文字なども違いますし。それに君が言ったように、装置やテクノロジーもみな完全に異なります。
だから、彼ら(政府)はこれを解明するために、今たくさんの科学者を雇い入れていますよ・・・この暗号をどう解くのか?とか、これの意味は何なのか?とか。
そしてもちろん、操作できない装置の解明のためですね。まず第一に、彼らは「意識」もテクノロジーの一つだということを理解していませんから。
第二に、それがあまりに高度な科学理論に基づいているので・・・私たちが習ったこともないような、私たちの理解の能力を超越した科学なんです。もし私がそのETで皆さんに直接説明したとしても、理解できないでしょう。脳ミソが吸収できる限界を超えていると言うか・・・既存の知識の枠組みを超えているんです。
David: 前回のエピソードで私が特に興味深く思ったのは、あなたがコスタリカの洞窟でも南極と似たような遺跡が見つかったと言っていたことです。そこで、今からする話を聞いてあなたがどう言うか知りたいんです。
私が話を聞いた内通者の一人が、エクアドルの地下に複合施設があって、ニール・アームストロングなど特定のNASAの宇宙飛行士たちに、そこに入る権限が与えられていると言っていたんです。
そこはとても先進的で驚くべき場所で、南極の地下基地にも似ているそうです。
そして私は、この情報と符合するようなデータを持っている内通者をこれまで、他に誰一人見つけられずにいました。
ピートにも聞いてみましたし、コーリーにも聞いてみました。彼らはエクアドルに関しては知りませんでした。
Emery: 私は前回のエピソードで「コスタリカの近く」と言ったんですよ。
David: ああ!そうでした。
Emery: だから、正解です。私はそこに行ったことがあります。
David: エクアドルの洞窟に行ったことがあるんですか?
Emery: はい。
David: 本当?
Emery: イエス。
David: 聞いた話では、驚くほどスゴイそうですが。
Emery: ええ、そこではすでに独自の動植物が育ち始めています・・・そこにはかなり昔に墜落した宇宙船があるんですけどね。それで、まだある種のエネルギー・システムが作動しているんです。
その宇宙船に惑星外のバクテリアなどが付着していたに違いありません。なぜなら、中では生物発光が行われている感じでしたし、地表とも空気が違っていました。
それに、そこはそれ程地下深くはないんですよ。
David: ふむ!
Emery: でもそこの植生は全く独自のもので、私も地球上では他にどこでも見たことのないものだと言えます・・・
David: スゴイ!
Emery: 本当にびっくりでした。もちろん、辺りには昆虫や小動物も走り回っているんですが、それらもとても変わっていました。それに・・・
David: わぁ!
Emery: この場所はとてもしっかり防護されていて、セキュリティも万全です。でもいずれ公になるだろうと思っています。なぜなら、別の機関の人工衛星がたまたま、地球内部の様子を拾い上げてしまうことが最近良く起きているからです。だからこれを隠しておくことは難しくなると思いますよ。
なのでその人の話は本当です・・・彼は洞窟と呼んでいましたっけ?
David: 彼はただ地下の複合施設と言っていました。
Emery: 正しいです。あれは地下の複合施設です。でも実際は宇宙船がそこに墜落したか、着陸して留まったかして、それを中心に建設されたものだと私たちは考えています。
さらにそこは地表にとても近いので、水が滲みて・・・穴が空いて、水が流れ込んだり、それが動植物や、船に付着していたものと混ざったり。または船に残っていたエネルギーも影響しているのかもしれません。そうやって内部の様子を変化させていきました。
詳細を話せばきりがないのですが。David: オーケー。彼は「驚くほどスゴイ」としか言わなかったので、詳細が気になってオカシくなりそうだったんです。
だからもっと話してもらえますか?時が来たら私たちも、目にすることができるかもしれないものについて。
Emery: いいですよ。映画を引き合いに出すのは嫌なんですが・・・
David: 映画は内部告発者の信用を落とすための洗脳ですものね。(※内部告発者の話をみんなフィクションだと思うようになるため)
Emery: まるで『アバター』の舞台が小さな校庭に思えるくらいですよ。
David: へえ!
Emery: そこにあるものはすべて、中を液体が流れています。茎や枝など、全て中を液体が通っているのが見えるんです。
David: わあ!
Emery: 光ってるんです。全てが光を発してます。色合いの異なる様々な光です。見たことがない光でした。
虹の七色というレベルではありません。とても多くの驚くべき色彩です。
特に驚くべきは植物で、それ自体が意識体なんです。地上のと違って・・・もちろん全ての植物は意識を持っていると言えますが、それとはちょっと違うんです。
葉から土までみんな凄くて・・・土は全部スポンジ状になっていて、まるで分厚い高反発マットレスの上を歩いているみたいでした。
ギュッギュッというあの感じ、わかります?
David: うんうん。
Emery: それにすべてがしっとり潤っていました。
小動物みたいなのもいました。ネズミの大きさで、毛のないモグラみたいな、トガリネズミみたいなやつが走り回っていて、それは地上には絶対いないやつです。実際、その生物は色を発していたんですが、それがその場の照明の反射による色だったのか、それ自身が発光していたのかはわかりません。
ほら、私はそういった細かなことを話すために行ったわけではなく・・・他の仕事で行ったわけですが・・・それでもこれまでになく魅了されてしまいました。地球上でも指折りですよ。
地球では他所にも多くの生物圏が形成されていると思います。ただ私が目にしたこれは、どういうわけかパカっとその口を地上に開いて、地上の様々なものが流れ込んで、うまく混ざりあったのです。それが、彼らが関心を寄せていたことでもありました。はたしてこの生物たちは外に流出するのだろうか?と。でもそれはあり得ません。
彼らがそこから持ち出した植物や動物たちは、地上では生きることができませんでした。
David: へえ!
Emery: だからそれは独自の生物圏なのです。おそらくある電磁場で守られているんでしょう。そのエリアに入ってくるものも出ていくものも。
David: 彼が「スゴイ」としか言わなかった理由が・・・今あなたから詳しい話を聞けてよかったです。おかげで色々と腑に落ちました。
どうやらニール・アームストロングや他の宇宙飛行士たちを買収して、黙らせた方法に関係がありそうです。
あなたの説明から、それがあまりに素晴らしい光景であるゆえに、逆に黙っていたくなるのだとわかりました。なぜなら一度きりでなく、二度三度と訪れたくなりますから・・・
Emery: ええ、交換条件がありましたよ。こういったプログラムではお金のやり取りはありません。全て頼みごとや好意のギブアンドテイクになります。
David: ふむ。
Emery: もし頼みごとに応じなかったら、大問題になります。例えばほら、「宇宙飛行士達も一緒に南極へ連れて行ってやって欲しい。」みたいな頼みごとです。
David: ええ。はい。
Emery: ですから、こういったまだ話題にも上ったことがないような特別な場所ですが・・・
実はまだまだ複数あるんです。地球の内部にも、地上にも。たまたまこの場所が卵のようにパッカリ開いて、美しいものが飛び出してきただけなんです。
David: テクノロジーに関してですが、「スゴイ」とだけ言っていた彼も、そこには本当にスゴイ宇宙船のようなものがあったことをほのめかしていました。
それについても少し詳しい話をしてもらえますか?さっきの『アバター』の庭園みたいな生物圏と、宇宙船のテクノロジーとの相互作用はどんなものなのですか?
Emery: ええ、その船には明かりが灯っていました。だからポンコツのジャンクというわけではないんです。(笑)そしてその明かりは明瞭でした。船は楕円形でとても長細くて薄く、でもサイズは大きいんです。私が見たのはかなり大きくて、私は端まで行きませんでした。
最初の2、300メートルの所まで行って、それだけでもう・・・口をあんぐりさせてました。
David: わぁ!
Emery: そしてこの光る船は、ハッキリと明るかったんです。この明かりは普通のライトのように遮断することはできない明かりです。でもその光は見つめることができて、眩しくないんです。
その船はどこでも好きな場所から乗船できます・・・
David: へえ!
Emery: ・・・近づいて船体にタッチすると。生体認証システムみたいなものです。
David: エメリー、その話はとても興味深いです。なぜならピート・ピーターソンがこの番組で南極の宇宙船について話した時に、それが一種の「光彩拡散(diffuse glow)」を持っていたと言っていたんです。
Emery: その通り。
David: どこかしこも光っていて、どこに行っても常にライトが点いているようだったと。
それにピートの話では、秘密プログラムで連れて行った子供たちの一人が、船と話す方法を見つけたそうなんです。船に話しかけることができて、望み通りに動かすことができたと。
船が言語か思考を理解できたみたいです。
Emery: まったくその通りですよ。ほら・・・今私たちが地球で「意識」と呼んでいるものも、一つのテクノロジーにすぎないんです。
船はみんな生きているんです。だから船を飛ばすには・・・ただそう命じれば良いんです。行き先も。それか・・・ただ頭の中で行きたい場所を念じれば、船がそこへ安全に連れて行ってくれます。それくらい簡単なんです。
それに船内のどこを見ても、船外の景色を完全に見ることができます。つまり船内のどこからでも、外を見ようとすれば視界がひらけて、目を向けた方向の外の景色がとてもはっきり、広角で見ることが出来るんです・・・
David: わぁ!
Emery: ・・・上も下も。
David: それで双眼鏡みたいに望遠で見ることもできます?
Emery: いいえ。それは経験がないです。
David: ピートから聞いた話では、機密扱いのより進化した戦闘機には、シートに座って両肩の肩甲骨の辺りに上からこうやって、小さな突起の先端を当てて使うテクノロジーが搭載されているそうです。
肩甲骨の辺りを触ってみると、小さなくぼみがありますよね。そこには多くの神経が通っているとピートは言ってました。そして彼の研究チームでは、「ポート」と呼ばれるその突起から、神経に信号を注入する方法を解明したそうです。このテクノロジーによって盲目の人でも実際に見えるようになると言うんです。
それがジェット機に搭載されると、窓が要らなくなります。窓がなくても心の目でビジョンが見えます。実際に目で見るのと唯一違うのは、望遠鏡のように拡大して見ることもできる機能があることです。
David: そう。
Emery: でも・・・
David: 頭の中に浮かぶんです。
Emery: もちろん、防護用のヘルメットは要りますよね。
David: ええ。
Emery: そうですね。それは全く事実です。しばらく使われてますね。むしろ古い技術です。
David: ハハ、ふ、古い?(笑)
Emery: ハハハ、ごめんね。彼らは・・・今ではそれでオモチャを作っているくらいですよ。指でちょんと接続して念じると、ボールが宙に浮かぶんです。羽根かなんかがついてて。
David: そう。
Emery: だからみんな実際にありますよ。現在最新のテクノロジー、特に新スーツ開発計画なんかと比べると古い技術ですが。このスーツ・プロジェクトでは、今話に出たような機能は全てヘルメットに集約されています。そのヘルメットをつけて念じれば、ちょうど君が言ったように、視野を拡大したり縮小したりもできますよ。
様々な波長の光やスペクトルで見ることもできます。全部君の言う通りです。だからよく知ってますよ。彼(ピート)の話はまちがいなく事実だと保証できます。
David: さて、今回はテクノロジーがテーマのようなので、その宇宙服の話をしましょう。スマート・スーツとでも呼んだら良いのでしょうかね。
では、話して頂けますか・・・前に私にだけ教えてくれた、このスーツに関する驚くべき話がありましたよね。
Emery: わくわくするね。そのスーツの話は楽しいよ。
David: あなたは実際にそのスーツを着用して楽しんだんですよね。
Emery: そうそう。
David: ではこういったスマート・スーツについて教えて下さい。
Emery: わぁ!それは一大テーマだね。とても長くなってしまいますよ。とりあえずスーツに搭載されたびっくりするようなテクノロジーの話から始めましょうか。例えば・・・
David: ええ、まずは何があります?
Emery: まず一つ目、スーツはどこに行っても大丈夫なように設計されています。それに・・・
David: そのスーツは服みたいに着れるんですか?みなさんが想像できるように・・・まず見た目から話しますか。
Emery: あー、オーケー。そうですね・・・
David: それを着ているとどんな外見になります?
Emery: 着た感じはスキューバダイビングのウェットスーツのように見えますね。
David: なるほど。
Emery: とても薄いネオプレン素材のようで、実は全くネオプレンではないんですが・・・あれくらいしっかり体にフィットして、とっても薄いんです。
でもこのスーツは体に加わる衝撃を全て吸収できる機能があるんですよ。高さ10m以上ある崖から飛び降りても大丈夫。全荷重がスーツ全体に分散されて、体は何も感じません。
David: わぁ!
Emery: 防弾で、耐衝撃性もあります。電磁気にもある程度耐えられます。
色々できますよ。ヘルメットもスゴイんです。すべて思考で制御できます。なぜならこのヘルメットは頭の後ろから、君が言ってたようにその人の神経に接続するからです。でも・・・
David: 耐熱とか耐寒性については?
Emery: ええ、それが一番すごい所です。スーツ内は望み通りの温度に保たれるんです。スーツが常にその人の体温を測ってくれていて、発汗量もわかっているんです。呼吸量、体温、血圧とか全てをスーツが把握してくれます。
衝撃を吸収して逃がすために、スーツが部分的に引き締まったりもします。だから実際どこにいてもとても快適ですよ。何もしてなければスーツを着ていることを忘れる程です。裸でいる感じですよ。
それが体を動かそうとする時はキュッと引き締まって、動作モードに入ります。それもナノ秒単位で瞬時にね。
このスーツは古いタイプのスーパーソルジャー・スーツから変更するために開発されたんです。以前のタイプは二リチウム製の『プレデター』みたいなスーツで、それは基本的に光学迷彩のためでしたが、それだと下に防護服を着なくてはいけませんでした。
そこで今のこのスーツですが、これには・・・思うに違うタイプの材質が合成されているので・・・
David: ちょっと待って。「二リチウム製のプレデター・スーツ」ですか。それが何だか説明してください。もちろん映画『プレデター』では・・・ Emery: ああ、それはただの・・・
David: 『プレデター』に出てくる生命体はときどき姿が見えなくなるんですよね。
Emery: そう。
David: 腕には端末みたいなのがついていて・・・
Emery: ええ、大衆向けの用語を使ってみました。決して・・・このスーツの本当の名前はまだ言えません。
David: オーケー。
Emery: その見えなくなる仕組みですが、基本的にスーツには小さなピラミッド状の突起がびっしりついています。でもその突起は丸く面取りしてあります。
そしてピラミッドの底の面が鏡になっています。それがとてもとても小さくて・・・多分0.3ミリ・・・
David: へえ。
Emery: ええ、0.03ミリか0.3ミリです。だから1立方センチメートルあたりに何千個もある計算です。
David: わぁ。
Emery: そこでどうなるかと言うと、光がそこに当たると、その人の周囲からの光が反射されることになります。すぐ目の前にあるものです。それで・・・その古いタイプのスーツの場合、基本的にその人の背後にあるものを反射します。そうすると、その人が相手と向かい合った時に、相手にはその人は見えず、その人の背後のイスなどが見えるというわけです。
でもあまり効力があるものではありませんでした。もちろん夜間に使ったり、昼間でもジャングルでの戦闘などで使えばとても有効ですが。
やっぱり映画のやつほどの効果はないんです・・・David: そう。
Emery: でもそれで多くの人の命が救われたという意味では、とても良いものでしたよ。まあ、それが古いスーツです。
そこから改良された新スーツがあるんです。アイアンマンのスーツよりも優れたものにしよう、ということで。もっと可動性が高くて、いちいち脱がなくてもいいんです。一週間着っぱなしでも大丈夫ですよ。
David: スーツが体をきれいにしてくれるとか?
Emery: そうです。
David: へえ!
Emery: それ以外にも同時に・・・体に栄養を供給したり。
David: 食べたり飲んだりしなくてもよくなると?
Emery: 必要はなくなります。なぜなら肌を浸透して与えられますから。肌を通して栄養や水を吸収させる技術が既に開発されているんです。
David: 空腹感を感じたりは・・・
Emery: まあ、それでもみんな食べたり飲んだりするんですけどね。
David: あー、そうなんですね。
Emery: 常にというより・・・必要に迫られた時のための機能です。
David: オーケー。
Emery: 使わないことも多いです。
David: ええ。
Emery: でもほら、スーツのメンテナンスは必要ですよ。ジェット機と同じで。1年間もただ着たままでいられるようなものではありません。
そしてスーツにはとても特殊な形態で水がチャージされています。それが仕組みです。実はこの水プラズマによって、スーツは機能しているんです。 David: スーツに小さなボックスとかついてます?出っ張った部分などは・・・
Emery: いいえ。何も。ぴったりと、継ぎ目もありません。
David: わぁ。
Emery: ジップロック的なものはありますよ。スーツを着る時に使う。
全てのスーツはそれを着る個人(オペレーター)に合わせて作られます。そうでないと正しく機能しないんです。実際・・・他人のスーツを着て何かしようとしても、怪我をするだけです。
David: 理にかないますね。
Emery: だから今彼らがやろうとしていることは、オールインワンの共通型にすることです。AIを搭載して、「おっと、それではこのスーツを誰でも着れるようにしますね」と考えさせるんです。将来、おそらくそういう共通型が開発されますよ。
その際に問題となっているのがヘルメットなんです。でも今頃はもうその問題も解決済みだと思いますが。
David: その話の前に聞いておきたいんですが、例えば、スーツを着て走ったりジャンプしたりするとどうなるんですか?何か違いがあるんですか?
Emery: ま、時速60キロ以上で走れますね。
David: わぁ!
Emery: それに、転倒しなくなります。特別なシステムがあって・・・まずこのスーツには何十億もの線が入っています。それは言ってみれば、デンタルフロスみたいなスジです。その一本一本が、どの部位でも引き締めることができます。
だからもし・・・銃で撃たれても弾丸の衝撃をすべて吸収してくれますよ。完全に防弾ということではありませんが、だいたい223レミントン弾くらないなら問題なく止めてくれます。 David: わぁ。
Emery: それでどうなるかですが、体勢が不安定になって転びそうになるのをスーツが感知して、圧力を加えてくれます。その部位のスーツが締まることによって、体勢を整えてくれて、走り続けることができるんです。
David: すごい!
Emery: なぜなら・・・このスーツはどんな地形でも走れるように設計されているんです。岩でゴツゴツした地形とか。あと重たいものも持ち運べます。
David: へえ!
Emery: そう。だから崖から飛び降りてバク転しても、体操選手でなくたってネコのように着地できますよ。
David: わぁ。
Emery: 頭から着地してケガするようなことは、スーツが許しません。飛んだ後はスーツが動きを引き継いで、自動的に体をくるっと丸めてくれて、ちゃんと足から着地させてくれます。とてもおもしろいですよ。
小さなパーツも出してくれます。実際スーツが変形して小さな水掻きを出して、泳ぎやすくできたりします。他にも・・・例えば気を失ったまま高い所から落下したような時は、落ち方を変えてくれるようなものが出たり。
David: では特にジャンプについてはどうですか?ジャンプ力については?
Emery: ジャンプ力はすごいですよ。そうですね、最大15メートルくらい飛べるでしょうか・・・
David: わぁ。
Emery: 何も持っていなかったら地面から16メートルくらいいけるかな。
重りが・・・もし軽くても何か持っていると、それも計算されてスーツの全てに影響してくるんです。
そのスーツの自己調整機能ですが、彼らが使っているのはETのテクノロジーをリバースエンジニアリングしたものです。決して私たち人間が見事に発明したわけではありません。
だからこのスーツは様々なテクノロジーの結晶なんです。これはもう本当にトップクラスの、特殊作戦とか、秘密プロジェクトの人々の間で開発されているんです。政府とは全く無関係の、もっともっと高いレベルの話です。
そして今これを世に出すチャンスなんです。色々な特別な機能は削って保護的な機能だけ残して、私たちはまず警察官とか消防士のような人々に開放したいと考えています。素晴らしいものですからね。
熱から守ってくれますから。もちろん、寒さからも。
David: ちょっと待って。もう少し具体的に。
Emery: はい。
David: 「私たち」と言いましたね・・・
Emery: はい。
David: 「私たち」とは具体的に誰のことですか?それにどうやってこのスーツを公にすることができるんですか?
Emery: このスーツを開発した人々は、言ってみれば、スーツが善用されてるのを見てみたいと思っているんです。ほら、もちろんこの種のスーツは他にもあって、戦争などに使われているわけですからね。
だからそのレベルまで機能を高める代わりに・・・そもそもの前提として、これらはみんな試作機ですからね。まだ広く利用可能なものではなく・・・ほら、多くの人が使える共通型がまだないので。だからみんな試作機なんです。
そこで開発者達は考えているわけです。このスーツをどうしたものか?と。
私がその開発に関わった理由は、私が持っていたあるモノを彼らが必要としたからです。それはこんな感じで、「もしあなたがスーツの空中浮遊を可能にするソレを提供してくれたら、我々もスーツに関してあなたと取引をしましょう。」
「あなたに合わせたスーツを1着用意します。でも、もちろんその所有権は我々にありますよ。ただ、いつでも好きな時に使ってもらって結構です。もちろん街中を走り回って見せびらかしてもらっては困ります。アメリカには人のいない立入禁止の広大な場所がいくつもありますから、そういった所でお好きに試用してください。」と。
そして私はそれをやってみたかったんです。なぜなら私はそのスーツとは完全に別個である、ヘルメット部分の開発に関わっていたからです。そしてそのヘルメットをスーツに合わせるために、彼らは私を必要としたんです。
私が知っていたそのヘルメットの技術は、ETの技術をただリバースエンジニアリングしたものでした。
David: さり気なく空中浮遊と言ってましたね。
Emery: はい。
David: つまりどういうことですか?空中浮遊のしくみは?
Emery: このスーツの空中浮遊は白金(ホワイトゴールド)と関係があります。 David: ふむ。
Emery: 古代の純粋な白金が必要なのです。
David: 本当に?
Emery: ええ。
David: どんな風に浮くんですか?具体的に?
Emery: スーツは意識と繋がっていますよね。スーツのそこの部分にこの特別な白金を混ぜてやると、実際に宙に浮かぶことができるようになるんです。
David: どのくらいの高度まで?
Emery: 好きなだけ。
David: 本当に?
Emery: ええ。
David: わぁ!
Emery: スーツが適正に作ってあれば、そのまま宇宙にだって行けますよ。
David: そこでちょっと奇妙なことがあります。そこかしこで時々このような目撃談があるんです。最近オーストラリアで空中に浮かぶ人影が目撃されたのもその一つです。
Emery: ふんふん。
David: 人らしき姿が・・・
Emery: はいはい。
David: ただ宙に浮かんでいて。テスト用のこういうスーツはどれくらい出回っているんですか?
Emery: 2つだけ・・・私が知っているのは2つだけです。
David: 本当?
Emery: ええ。私のスーツと同じ製造元のものは2つだけです。
といっても別の開発者によるスーツが他にたくさんあるのは確実ですよ。アイアンマンみたいなスーツはたくさん見たことがあります。でもそういうのは・・・このスーツとは違うんですよね。
David: へえ。
Emery: このスーツはそういう基礎的なものを超越してるんですよ。
David: ですね。コーリーにもこのスーツの話を聞いてみたんですが、彼も秘密宇宙プログラムでこのようなスーツを使ったことがあると言っていました。
彼の話ではスーツには一時的に反重力になれる機能がって、落下して地面にぶつかる1mくらい手前でガスが出ることによって、スムーズに着地できるそうです。でもそれはほんの一時的な浮遊能力だと。
Emery: ジャンプしたり着地したりが目的のスーツでは、私の知る限りそういう(ガスで浮く)ものは知らないですね。知っているのは、電磁場を使うものです。
David: へえ、本当に?
Emery: ええ。
この映画では兵士が大きくてかさ張る金属製の手脚をつけて・・・
Emery: ああ、はい。
David: 駐めてある車でも動かせるようなロボットスーツです。
Emery: ええ。あれはずいぶん古い技術ですよ。秘密プロジェクトでは普通です。地下基地ではとても一般的ですよ。
David: 本当?
Emery: 外骨格のやつですよね。映画で見るような。シガニー・ウィーバーが『エイリアン』で使っていたパワーローダーみたいなでかいやつ。
David: そう。
Emery: 今ではもっとずっと小型化してますよ。もっと体の形に沿っています。調整も効くし、そんなにかさ張りません。
それでも自重の10倍の重さまで持ち上げられます。人間フォークリフトみたいなもんです。
David: わぁ!
Emery: でもそのタイプのは私の知る限り・・・飛んだり跳ねたり、高速で走ったりするようにはできていないですよ。
David: 切り傷を負ったり、骨折したりした時はどうなんですか?スーツはそういう怪我にも何らかの対処をしてくれるんですか?
Emery: もちろん。スーツ自体が患部の上で引き締まって止血したり、出血を止める成分を出したりといった機能があります。
David: へえ!
Emery: スーツはビタミン、ミネラル、電解質、栄養分、タンパク質やアミノ酸を供給してくれて、まるで自分の体の一部であるかのように意識が伝達し合うようになるだけでなく、怪我も治してくれます。
だから骨折しても、すぐにくっつけてくれますよ。
David: すごい!
Emery: ええ。驚きますよ。
David: 痛みはどうなんですか?和らげたり・・・
Emery: できます。逆に痛みを感じさせろと言えば、そうもできますよ。オペレーターがそう指示すれば。ほら、スーツは人工衛星とセットになっていて、連動しているんです。
ふつうは別の場所にいる誰かが衛星を使って連絡を取りながら、スーツをモニターしているわけです。決して好きに走り回っていれば良いわけではありません。
ちなみにこのスーツはまだ完全に試作段階なんです。
David: ではもし大きな恐怖や不安を感じている時はどうでしょう?スーツはそれを感知してくれますか?そして何か対処してくれますか?
Emery: ええ、スーツはホルモンや体内の化学物質を絶え間なく計測しています。スーツ自体がラボみたいなものなんです。
だからアドレナリンの上昇を検知したり、心拍数の上昇を検知したり・・・とね。分析してくれます。
それに忘れてならないのは、ふつうスーツはオペレーターを観察しているチームとつながっているということです。ケガが酷い時などは、彼らが用心としてエピネフリン量を増したり、モルヒネだったり、その時に必要な神経伝達物質が放出されるように調整してくれます。 David: アロマセラピーみたいな機能はありませんか?
Emery: それは知らないですね。(笑)見た覚えがありません。
David: オーケー。
Emery: そういった報告を見たこともないです。
David: ふむ、興味深いですね。なぜならコーリーの話していたスーツも、あなたが言うものとほとんど全く同じなんです。
でも彼の話では、何かでスーツを着用した人が動揺した時に、スーツがラベンダーの香りだとか、その人が好きな香りを生成してくれると言うんです。
Emery: ええ、このスーツがしてくれることは、薬剤の投与ではないんです。使うのは・・・その人の体がストレスに対処するために元来持つ化学物質です。
だからこのスーツは一着一着、着る人に合わせて作るのが大切なんです。まずその人の血液検査をして、血中の化学物質をすべて計測しておいて、ほら、火事場の馬鹿力を出させるんです。
するとスーツはその人に即座にドーパミンやセロトニンを与えることができるようになります。すごいですよ。でもそれは自家性のドーパミンととセロトニンなんです。
自家性ということは、自身の体が生成したものだということです。ただ濃縮はされてます。
だからスーツは着る人の治癒を促進する能力があるんです。治癒に必要な自家性の化学物質の分泌を促してくれるんです。だから他に何かを摂取する必要もありません。薬剤に頼らなくても良くなるんです。
David: もし仮にこのスーツが一般に広まったら、どうやってテロリストの悪用などを防げるんでしょうか?このスーツを着たら不滅のスーパー悪党が生まれてしまいますよね・・・
また別の人がスーツを着て悪党を退治できるのかもしれませんけど。
Emery: ええ・・・
David: どうやって悪用を阻止します?
Emery: ええ。まあ、それが・・・問題の全てですよね。だからまずは警察官などへ徐々に解禁されていくと思います。
それに必要な機能だけに絞ってダウングレードしてね。防弾だけとか。ジャンプ機能や速く走る機能はなしにしたり。スーツの繊維の数を減らしたり。栄養補給機能とかそういうのを全てなくしたり。
おそらく着用者の保護機能が中心になるでしょうね。より防護スーツに近くて、スーパーヒーロー的なものとは程遠くなりそうですね。
そういう形で彼らは一般向けにスーツを送り出したいと考えています。病気の人が着れたり、危険な仕事に就く人が着れる民間用のスーツを作るんです。
David: 救急隊員とか。
Emery: 救急隊員とか、溶接工とかね。やけどの危険がある仕事に就いている人に。
David: 消防士。
Emery: そう、消防士とかね。そうやって徐々に広めていって、いずれは誰でも一着持てるようになるでしょう。将来的にはみんなそれで健康を維持したり、体力を維持したりね。
David: このスーツの製造もスマートフォンのチップの改良と似たような感じになるんでしょうか?次第により良いものになっていくにつれて、大量生産されるようになって。民間で生産することで価格も抑えられて。
最終的にはこのスーツが一般の消費者価格でも入手できるようになると思いますか?
Emery: ああ、それはもちろんです。でもすべての機能は、ね・・・制限がつくでしょうね。そこが肝心ですからね。
だからまあ、「X-フォン20まで開発されてるけど、みんなが今買えるのはX-フォン10まで」みたいなものです。
David: ハハハ(笑)
Emery: 仲間内のジョークです。でもまあ、そういうものなんですよ。
でもその頃には・・・私はその必要もなくなると信じているんです。つまり無料ですべての人に配ることができるようになると思っています。私たちは近い将来、つまりあと20年以内くらいに・・・貨幣経済から脱却するのではないかと思うんです。
David: 話を掘り返すようですが、あなたはヘルメットに問題点があると言ってましたね。その問題とは何なのですか?なにか欠点でも?
Emery: ヘルメット自体は素晴らしいですよ。問題というのはスーツとの連携や加圧のことです。それぞれ開発者が違うので。
David: あー。
Emery: ただ・・・ヘルメットはよく機能するんですが、スーツとの接続がしっくりといかないんです。スーツは完璧に体型にぴったりしているんですが、ヘルメットはそうではないでしょ?もうちょっとかさ張るというか。バイクのヘルメットよりはずっと小さいですけど、それでも多少の隙間はできますからね。そういう問題です。でもおそらく今頃はもう解決しているんじゃないかな。それは去年・・・いや、一昨年の夏の時点でのことだったので。
David: それにあなたはこのスーツが一般に解禁される時に販売代理店になる権利をもらった、という理解で正しいですか?
Emery: ええまあ、自分では「紹介者」くらいのつもりです。他にも色々仕事を抱えているので、私はこれのビジネス面にはあまり興味が無いんです。
でも積極的に紹介していきたいとは思ってますよ。警察官とか、消防士とか、救急救命士とか、他にも・・・今現在私たちを守ってくれている人達に。このスーツを善用して、そういう人々の命を守っていければと。ほら、事態は激しさを増していますからね。彼らには援助が必要です。
今の非対称なほど大きな脅威との戦いにおいて、少しでも彼らを優位に立たせる必要があるんです。ほら、このスーツとヘルメットがあれば・・・誰かに暗殺される心配もなくなりますし・・・
David: 国際法とか国際秩序についてはどうなんでしょうか?もし特定の軍隊がこのテクノロジーを得て、不釣り合いな程強大な力を持ってしまって、その国の統帥権まで奪って、さらには世界的に独裁制をしくようになってしまったら。開発者はどう思うんでしょうか?
そういうことは考えたりしませんか?
Emery: まあ、それも一つの意見に過ぎません。彼らはそういう話はしていませんね。
製造者や開発者に政治家・・・いえ、政治家というより企業の経営者ですね。彼らには長期的な視野がないんですよ。
彼らの頭の中にあるのは、誰が一番大金を払ってくれるのかとか、どうやって儲けようかとかなんです。
でも幸運にも私が関わっているグループは、もっと人情味のある人達なんです。なぜなら彼らは・・・ほらその・・・これ以上彼らの素性は明かせないのですが・・・
でも彼らの気持ちは正しい方向を向いている、ということです。彼らは世のため人のためになることをしたいと思ってるんです。必ずしも必要としているわけではないんです・・・戦争にね。
David: はい。
Emery: そして今の所まだその方向には進んでいません。確かに簡単にその方向に進む可能性はありますが。
でも・・・ほら、今はドローンが主流でしょう。実際にその場に人が行って戦闘する必要はないんです。他に方法はたくさんあります。
David: ええ。
Emery: だからそっちの方が脅威ですよね。人工衛星からドローンが投下されて、ステルス・モードで配置されて、という・・・単純なテクノロジーというか、私に言わせればえらく古風なやり方ですけど・・・
David: 要するに、私にはこういうことに思えます。ディスクロージャーが起き始めたら、私たちには予測もしていなかったサプライズがたくさん待ち受けていて、このテクノロジー一つとっても、ある意味「アセンション」に等しいものになるということです。
Emery: そうです。
David: ええ。
Emery: 惑星間旅行もできるようになりますよ。
David: 本当に素晴らしいですね。さてエメリー、お付き合いありがとう。皆さんもご視聴ありがとう。こちらはコズミック・ディスクロージャー。司会のデイヴィッド・ウィルコックと特別ゲストのエメリー・スミスでした。